さくらばのダベリバ

頑張って生きてます。ダベるだけで読者増を目指す、チャレンジブログです。

コロンブスが泣いとるわ

 え!? ゆで卵って、夏場に外に放置できないんですか!?

はい。

( ・-・ )

 

 家の中でコバエが目につく日が増えました。やあねえ、清潔ですよ? 前回の家よりは

 でも前回の家で出る虫はヤスデとかクワガタとか、ビビッドカラーのクモとかで、ハエだのゴキブリだのいう都会の軟弱な虫はそんなに出ませんでした。試された大地だった。

 

 

 命が躍り騒ぐ夏の足元には、命が散り腐る夏が影として生えている。

 潮時の命が生かされ続けることなく、死に腐り、分解されるからこそ、命らしいと言える。

 「沢山買って、とっておきたい。いちいち買うのは面倒臭い」昔の民衆もそんなエゴがあっただろう。だが命の摂理には逆らえず、残すだけ腐らせてしまうだけだから、頂く分だけ買っていた。

 やがて時代が進み、人類は冷蔵・冷凍技術を生む。食物版コールドスリープ。いうてオーバーテクノロジー。食料を無駄にせず長持ちさせられる、それは当時の人々の目に、煌びやかな美徳に映っただろう。とりあえずキンキンの庫にぶちこんどけば済むようになった人類は、食物の腐敗を気にせず、じゃんじゃん買い求めるようになった訳だ。

 しかし、人間どこかが進化すればどこかは退化してしまうようで、命がどのぐらい保つものか、判別がつく者が少なくなってしまった。冷蔵庫に入れてもなお腐らせてしまったり、冷蔵庫に入れようともしなかったりするのが一例だ。

 刈り取った命は摂理に従い、腐り朽ちていく。冷気はそれを遅らせるだけで、止められる訳ではない。それは理解できるはずなのに。

 不便であった頃の、人々の食物に対する研ぎ澄まされた命の感覚は、確実に萎びてしまっている。

 

 

 ゆで卵の話に戻りましょうかね〜。

 熱気と湿気、カビが忍び寄る季節であるのは重々承知していたのですが、殻に密閉されたゆで卵は大丈夫だろうと油断していました。とりあえず冷蔵庫入れとけばよかったやん? いっぱいだったんだよ冷蔵庫。

 で、殻の中身などいざ知らず、ふんふんと割ると黄ばんでいたんですね。黄身じゃなく白身が。オイオイと。恐る恐る鼻を近づけると、命のにおいがしました。これ前も使ったな? 排水溝の話か。おんなじよ。腐乱臭。命のにおいって要は腐乱臭よ。フードがフヨウドになるってこと(?????)。温泉街の硫黄の匂いよりも命寄り。

 怪しげなそれを一口齧ってみると、いやにとろけた黄身と味。なんで食うんだよ? 食えるかもしれんやん。結局怖くて捨ててしまいましたが。

 

 

 腹を少しずつ下しながら丈夫に生きてきたさくらば直伝!

〜これ腐ってる?腐ってない?喫食NGなものの見分け方!〜

ズバリ、

・なぜか柔らかくなったもの

・なぜか酸味を感じるもの

・納豆オクラとろろニラ以外で、なぜか糸を引いてるもの

これらを避ければ大丈夫や!!!

逆にこれらを食べれば、胃の中で内紛を起こすことができるぞ!!!

まあでも、こんな見分け方知らなくても、ヒトの本能を失ってなければなんとなくわかるさ。 

 

 

 諦めて捨てられる前に、コバエの餌食になる前に、余すことなく食い切るからな。

 さあて、明日で6月も終わりということで、喀血しそうですね。