他人の金で通る改札は旨いか？（不正利用されました！）
三井住友カード。使っている方、多いのではないでしょうか。
三井住友カードって、ご利用通知をメールで送ってくれるんですよね。「○月△日□時×分、どこで何円使いましたよ」、っていう通知。
こんな風にね。
……でも困ったことにね、何に使ったか全く思い出せないんですね。5000円と6000円。今週頭のお話です。
このご利用通知メールって、クレカを使ってすぐ来ることもあれば、使ってから結構時間が空いて来ることもあるんですよ。故に、ネットであれ現実であれ、全く買い物をしていない時間にこの「利用しましたね？」メールが届くことが珍しくありません。このメールが届いた瞬間も在宅で、なんのネットショッピングも洒落込んでなかったので、「Amazonで定期購入してる箱のウィルキンソン炭酸か、YouTube PremiumかAmazon Primeか、なんらかのサブスクかの引き落としかな」、そう考えていました。
普段はそうやって考え過ごしてきた。なんら問題はなかった。
……けれど、今回はなぜだか引っかかる。額が綺麗すぎるんだ。5000円ポッキリと6000円ポッキリのものってなんだ？ ウィルキンソンもサブスクもそんな値段じゃないぞ。課金なんかもしていない。
……何かの支払いが、分割されてるのかな？
まあこの時点でちゃんと調べろよと。こんな金の管理に疎い人間がクレカなんて作るなよ、という話ではあるんですが。
そうやって、確信にならない疑いを持ったまま2日ほど過ごしていると、またご利用通知メールが届いたのです。
同じように、5000円と6000円、2回支払ったと。
おかしいよね。流石の私も怖くなってくるよね。そんなぴったりな値段のものを、2回も同じ買い方、してないもんね。
ここでようやく恐怖が生まれます。「これはひょっとして、不正利用されてんじゃないか」と。最近カネがなくなってきたから尚更なんですよ。今全財産15万だぞ。先週まで1桁万だったんだぞ。わかるかこの恐怖が。混じり濃くなる、自分のカネが減ってゆく恐怖。
不正利用じゃないですか、三井住友に問い合わせよう、としても何だか電話が大変混み合っていて、うまくいきません。折り返し電話の予約だけはできたので、翌日に三井住友さんから折り返してもらえるよう、Vpassというサービスから予約しました。この時点でもまだ疑いは確信に変わってはいません（なんで？？？）。
動いたのはその翌日。午前中に折り返し電話してもらえるよう、三井住友さんに予約していたはずが、全く音沙汰がありません。
「ﾊﾚｰｰｯ⁉︎ ｲｿｶﾞｼｰﾉｶﾅｰｯ⁉︎ ﾓｼｶｼﾃﾎﾞｸﾉｺﾄﾜｽﾚﾁｬｯﾀﾉｶﾅｰｰｰｯ⁉︎」
朝からずっと連絡待ってたから気が気じゃないですよね。「通過された場合のみメールしますね」と言われた就活生と同じ姿勢ですよ。
でも来なかった。直接の電話はあいも変わらず大変混み合っておるし。
どうしたらええねん、とVpass内の項目をめぐっていると、不明だった5000円と6000円のご利用明細が、更新されたのです。
わかりやすく説明しますと、それまで私は、この5000円と6000円が何のサービスで払われたのか、確認ができなかったんです。Amazonだったら「AMAZON.CO.JP」とか、Appleのサブスクリプションだったら「APPLE COM BILL」とか。週刊少年ジャンプを定期購読してますが、それなら「ジャンプBOOKストア！」とか。そうやって、どこで払われた金額なのかが、これもちょっと時間が経ってから判明します。（まあ自分で把握しろって話ではありますが）
なのでこの(5000円+6000円)×2がどこで使われたのかが分かれば、自分で使っただけの勘違いなのか、正真正銘不正利用なのかがよりはっきりするわけですね。
で、判明したご利用明細がこちら。
「J R 東 日 本 モ バ イ ル S u i c a」
電車だバスだなんて、ここ1ヶ月近く乗ってないんよ。
ICカードで物買ったのも、129円のお茶くらいだし。
不正利用だあ〜〜〜〜〜っ！！！！！
もう「ｩﾜｰｯ」って感じ。ひたすら。本当の叫びってこういうものだぞ、とちいかわあたりに教えてあげたい。
この世の誰かが、
落としてもない俺のクレカの番号を把握して、
よりにもよって貧しいいたいけな人民であるさくらばのカネで、
モバイルSuicaをチャージしている。
許さん。😡
三井住友はつながらねぇ！ くそぉ。私はうちの子じゃなくなったクレカを裏返し、端に書かれたAmazonカードクラシックデスクなる番号へ電話をかけた。会社との電話って苦手だけど、苦いとか言ってられない。
こちらはすぐ繋がって、不正利用の旨を伝えると、即座に心中をお察ししてくれました。けれどお客さんの勘違いであることが多いとか、しっかりカード会社の方が、不正利用があったのか調査しないといけないとかで（それはそう）、折り返しご連絡しますと。長くて1ヶ月くらい返信にかかってしまいますと。そういう言葉を受けました。
1ヶ月か……そうか……。
めちゃくちゃ常時心中を察されながら、電話は切れた。
この後、自身のカードを不正利用された人間は何をするでしょうか。
そうだね。いつから不正利用されてるかの確認だね。
不正利用された場合にカード会社が補償してくれるのは、60日前までのご利用分ということで、それより前から不正利用されてたらどうしようもないんだけど、泥棒が手の届く範囲にいるのに、みすみす見逃してたまるかよ。たまるかよなあ！？ お前らもそう思うよなあ！？
ということで、Vpassで先月以前のご利用明細をたどりながら、覚えていない金額の利用をAmazonやAppleの購入履歴と照らし合わせ、これまで気づかないまま知らん奴に払っていたカネがないか、目を粉にして調べました。
その結果。
ありました。
ウェブマネー、の文字。
またありきたりじゃん。ウェブマネーって、
詐欺に使われるためにあるようなもんじゃん。
9900円分のウェブマネーで何を購入されたんでしょうかねひとのカネで。
そして1万円も使われてることにどうして一月半も気づかないんでしょうかね。
責任者出てこいよ！！！
俺だよ！！！！！！！！！！！
ギリギリ補償の対象内で、忌まわしきウェブマネーもAmazonクラシックデスクに一報入れました。
その電話内で、向こうからも一報あり。なんでも、1日目のモバイルSuica、5000円+6000円の利用は不正利用だと確定したそうです。1ヶ月先と聞いていたので、1時間程度で判明したのにびっくりしました。まあ私にとっては自明ではあるのですが。
そして一言付け加え。
「新しい番号でカードを再発行いたします。お手持ちのカードはすぐにハサミで切って、処分をお願いします」
ぐわあああああああああっっっ！！！！！
断面こんな感じー。
当事者が勢いで書いたので、わかりづらかったかもしれません。
まとめると
・紛失、盗難に遭ってもいないクレジットカードの番号が、知らぬ間に流出していた
・モバイルSuicaへの不正利用は、結構発生しているらしい
・利用明細を調べてようやく、だいぶ前にウェブマネーへも不正利用されていることが発覚した
・怪しい店やサイトには、安易にクレジットカードの情報を打ち込まないようにしよう！
・ご利用明細はちょくちょくちゃんと確認しよう！
でもやっぱつれぇわ……。まさか自分が自分の子（クレカ）を手にかけることになるとは思わないじゃないですか。
そういう、「まさか自分が○○に遭うなんて……」ということに、遭遇したのは今回が初めてだと思います。昨今だと、「まさか自分がコロナになるなんて……」が多いのでしょう。
皆さん、コロナだけじゃなくて、不正利用にも気をつけてくださいね。気をつけようがないこともあるけど。さくらばとの約束だよ。
