夏バテ-フライアウェイ
世は4連休間近。そして、話題の尽きぬ東京オリンピックの競技が始まりました。人によっては、「始まってしまった」かもしれません。
オーストラリア相手に、ソフトボール女子日本代表がコールド勝ち。ソフトボールのルールも知りませんが、そのニュースが飛び込み、がらんとした球場でも笑顔を見せる選手たちに、結局喜ばしい心になりました。
そうしていると外から、エンジンが空を切るやや大きめの音がして、冷房の効いたリビングから100%熱気のベランダに飛び出てみると、上空には普段見ない飛行機雲。そう、ブルーインパルス。
その下では、夏休みに入ったのであろう小学生たちのはしゃぎ声。暑かろうに、律儀にマスクをつけて。
うちにはテレビがないので、オリンピックの特殊感を得られるのは今だけかもしれませんが、確実に、夏は始まったのでした。
4連休を迎える友人たちが、私と同居人の家に遊びにきてくれました。とはいえ皆遊ぶ気力体力はなく、最近の話を繰り広げるばかり。時刻は20時を過ぎていましたので、Uber Eatsで割引クーポンを利用し、「伝説のすた丼」を注文しました。
久々のすた丼なるグルメに興奮して。
スタミナつけるべく、肉もご飯も大盛りにして。
食いきれんかった。
すた丼の肉&ご飯増量、想像以上にボリュームがバカ(褒め言葉)でした。
まず届いた時点で、プラのどんぶりがラーメンどんぶりぐらいある。ここでは「いい量だあ」とテンションが上がるだけ。
で、開き、温泉卵を割り入れ、口に運ぶ。うまい。ニンニクショウガの効いたタレと肉、これを求めてた。「うめえなあ」と言い合いながら食べ進め、よし腹が膨れてきたぞ、とどんぶりを俯瞰すると1/4しか減っていない。
「ン?」
どんぶりの底が見える。多分米2合入ってる。胃に訊ねる。あとどのくらい入りそうですかね。「今腹7分目だよ」
「ン???」
並盛にした賢者も、私と同じく大盛りにした愚者も、減り具合は似通っていた。否、残り具合。減ってない。これが伝説か。美味しいけど入らないってこういうことか。
飛んだり跳ねたり喋ったりしてカロリーを消費して、約30分後。手のひらサイズの米を残して、ようやく完食しました。食事で苦しくなったのは久しぶり。タレの染みたこのご飯は明日焼き飯などにして食べよう。
血糖値的には昏睡しかねないレベルで米食べました。すごくねむいです。みんな食欲なくてもちゃんと食べような。息苦しい夏だけど、息苦しいなりに楽しんでみよう。