さくらばのダベリバ

頑張って生きてます。ダベるだけで読者増を目指す、チャレンジブログです。

あの熱から一夜

 昨日はM-1グランプリの最終決戦、オズワルドまでギリギリ見てから飛ぶ勢いで勤務先へと走り、始業2分前に着きました。信号1個でも引っかかってたら間に合ってなかった。

 なので優勝者は、休憩に入った夜中1時過ぎに知りました。錦鯉さん、おめでとうございます。

 

 今回最終決戦に勝ち上がった3組(オズワルド、錦鯉、インディアンス)が、ちょうど奇しくも私にとっての「いつか必ず優勝してほしい」芸人さんだったんですよ。だからハイレベルな全組を見て、誰が勝っても大いに喜べる最終決戦になって、勝手に滅茶苦茶満足しました。久々にテレビで見られたし。

 それも相まって、よりイチオシのオズワルドには、今年優勝してほしかったなあ、と。錦鯉の涙にうるっとくる傍らで思うばかりでした。

 

 

 始まる前、すごく嫌な予感がしていたんですよ。超絶不利なトップバッターになるんじゃないかとか、錦鯉とかももとかの勢いに気圧されてしまうんじゃないかとか、審査員の方々はなからオズワルドのこと嫌いなんじゃないかとか。

 なので良い出順になって、バンバンウケて、最終決戦内定ぐらいの高得点を貰って。嫌な予感全部吹き飛ばしてくれた瞬間に、ちょっと見てるこっちが涙ぐんでしまって。ちょっとか〜。(田淵っちゃん)

 なんやねん急にみんなこぞってオズワルド応援し始めやがって、ニューヨークとか見取り図とか残ってたらみんなそっちに流されてたやろ、ワシはミルクボーイ時代から応援してんねんぞ、……という、これまたにわかファンのぼやき。

 

 

 今年のABCお笑いグランプリも優勝したんだ、今年はオズワルドの年にするんだ。

 その思いが強かったあまり、今年優勝を逃したというニュースを夜勤先で見たときは、クラクラしてしまいました。

 

 時間に追われて焦りながら見ていたことも踏まえてだけれど、オズワルドの最終決戦は見ていて途中から何のネタだったかわからなくなってしまったのは事実で、最終決戦だけ見せられたら勝者は錦鯉だったんだろうなあと思った。見ていて笑いよりも先に心配を覚えたら、勝てないんだろうな。厳しい世界ですよ。後から3組全部見直して、錦鯉のネタは確かに強かった。

 

 若い才能の方が偉いとされる世の中、同じくらいの強さでも、未来が長いというだけで若さが持て囃される世の中。歳をとる中で、私はそんな世の中嫌だと傲慢に思っていました。

 錦鯉さんはそんな煩わしいこと吹っ飛ばして、「輝くのがいつになったって、いちばんに輝けばいちばんいい人生だ」、そう教えてくれたような気がします。

 どうせみんなこうなるんなら、そりゃあ本望でしょう。

 

 

 

 オズワルドが優勝していたら、きっと来年以降のM-1は幾分気楽に視聴できたでしょう。なにせインディアンスも応援してんだから。来年にはどっちも優勝してくれる、なんて絶対に叶わないんだから。

 今度こそトップバッターになってしまうんじゃないか、直すところないと言われたけど、また気が変わって直すとこ言われちゃうんじゃないか。そんな不安が、きっと来年の私をまた襲います。勘弁してくれ。

 

 「そんなの杞憂だぜ?」と言わんばかりに、また飄々と立ち上がってくださるのかい?