遠くを見るようになって、
昨日の夜勤にいつものK君の姿はなく、代わりに普段入れ替わりなはずのおばちゃんさんと、共に仕事することに。
正直めちゃくちゃやりやすかった。ちゃんと仕事してくれるし、なんなら私より速いし。かといって仕事人間という訳でなく、世間話やらなんやらすっげえ話しかけてくる。くるというか、くれる。
K君に話しかけようとしても、ウザがられるだろうなー、と私だったらなってしまうけど、相手からすりゃ必ずウザいとは限らないのかな。……そこは結局、相性によるんだろう。
「小学生の子どもと土竜の唄の映画見に行くんだよ〜っ」て言っていたけど、それはどうなんだろう。
そして、本人からではなくそのおばちゃんから聞く、K君が今年いっぱいで辞める話。
どうして言ってくれなかったんだ!! ……となるほどではない。仕事する量の差とコミュニケーション不足で、最近はなかなか仲良くできてなかったんで。
唾を吐くつもりはないよ。どうしても合わない奴が、大体どこでもいるもので、私とK君がソレだっただけなんだ。
居酒屋のバイトもやっているらしいし、ほかの場所で頑張るんじゃよ。
適材適所は格言ですよ。適さないなら3年待たずに去っていい。逃げ癖がつく……のかもしれないけれど、逃げずに死んだら意味ありませんからね。絶対に間違いじゃない生存戦略。
退部が受理される瞬間まで心身追い詰められた、中学時代のブラック部活が俺を強くする。あのまま続けていたら自分は色々潰されていた訳ですからね。ほら、世間に告発しないこの慈悲深さよ。
あと数十分で終わってしまいますが、今日はいい夫婦の日でしたね。皆さん結婚したでしょうか。
今年になって急に同級生が結婚し始めまして、まあ大変、って感じだ。なんだかんだ結婚するんだろうとかガキの頃は思ってたけど、こんなに程遠いものになるとはな。今の子どもって「将来総理大臣になる」とかちゃんと言ってんのかな。
「未来が暗い」って悪いことかもしれないけれど、裏を返せばそれは、目がよく利いている証拠。その一方、そこまでまだ見なくていい子どもたちには、昔のように大きな夢を抱いていてほしいよ。