さくらばのダベリバ

頑張って生きてます。ダベるだけで読者増を目指す、チャレンジブログです。

同じタッパの飯を食う

 一瞬の旬を過ぎた柏餅が、昨日より20円も安くなっていた。

 たった一日手を伸ばされなかっただけで、割引の札を貼られてしまう。否、そうしてでも売り出そうとする、人のエゴの裏にある優しさなのだろうか。

 柏餅の味を思い出し、売れ残った彼らを見つめ、結局買いませんでした。

 

 

 今日は同居人の話をしようと思います。

 私はまあ春から東京に越してきた都民なわけですが、東京は地価も家賃も高いですね。たまったもんじゃない。そこでちょうど一年ほど前、東京の物件決めなきゃなあ、とブツブツ考えていた頃、中高から仲良くしている友人たちと、「シェアハウスしようぜ」という話になりました。

 「シェアハウスはいいぞ。なんてったって家賃が2人なら1/2、3人なら1/3、4人なら1/4になるからなあ。」

 当時はなんと5人で住もうと話が進んでいました。5人なら家賃が1/5だからなあ。当時目星をつけていた物件は家賃約14万、しかし5人で5分割すれば、東京で月3万未満で、広い家に住めるわけです。

 いやあ、盛り上がりましたね。毎日誰かしら鳴き声を上げていたと思います。必要な家具を執拗に数えたりして、「ベッドはニトリだなあ」とか「炊飯器はマイコン式じゃない方がいいから」とか。もうシェアハウスする前提で進んでいたし、私も決行されるもんだと信じて止みませんでした。

 

 ところが、皆家族に話していなかったんですね。

 夏になって、4人中3人が「ごめwやっぱ無理w」となったんですね。皆が鳴く中私は鳴くまいとしていましたが、その話をLINEで聞いたときは鳴いちゃいましたね。マックで。

 この事件くらいを境に、自分の人生に関わる決断を他人に委ねないようにしよう、という考えが強くなりました。

 そこから、物件も、そもそもシェアハウスするかもほぼ振り出しに戻って、結局残った1人と2人でシェアハウス決行することとなりました。その彼も実は家庭内では大揉めして、号泣者を出したようなので、危うかったんですけどね。

 

 

 「喧嘩するなよ〜?」とシェアハウスするはずだったドタキャニストがのたまっていましたが、今のところ諍いなく過ごせています。それでも実際に同じ屋根の下で暮らしてみると、どうしても相手の気になるところが出てくるものです。

 

 まず、におい。

 元々シェアハウスの前からにおいには敏感で(炭治郎じゃないよ)、人と服が混ざったときも嗅げばすぐに自分のものかどうか判別がつきましたし、親しい者であれば教室の残り香で誰がいたかわかることもありました。なんか変態みたいじゃねえか。

 シェアハウスしている彼は、ぶっちゃけにおいが気になる。自分が過敏なだけかもしれないけど。あ、彼と言ってるので男です。男同士でも同棲って言うんか……?

 彼が数分でもいた場所、トイレとか風呂場とかキッチンとか、結構彼の体臭が残っている訳ですね。頭皮なんかな? でもちゃんと洗濯して乾かした後の服からもにおうので、不思議なんですわ。一番本人に言いづらい。私も相手にとってはくさいかもしれませんしね。加齢とともに、誰でも気にしなければいけないこと。

 次に、食生活。

 彼は実家で、いろんな意味で甘い食生活を送っていたそうで、食卓を共にするとびっくりするんですね。魚の皮を食べないとかは全然わかるんですが、いかなる野菜にもドレッシングをかける、茹で卵は半熟しか食べない、炊き込みご飯にするとめちゃめちゃ食う、果物はバナナしか食べない、一方で食後には必ずデザートを食べる。オレオとか一回で一袋(2筒)食べちゃう。そして彼にとって超美味だと叫ぶ

 彼と比較して現在私が暇なので、炊事担当は私なわけで、「健康的な食生活を送らせるぞお」と意気込んでいましたが、なかなか難しい。まあ人には人の生活習慣がある。

 

 

ある程度の文量になったので、続きはまた書くネタが切れた日に……。